Googleアナリティクスにサイトを登録してみたものの、恥ずかしながら見方がよく分からないで今まで過ごしてきたナッシーです😅
「直帰率100%」「セッション継続時間0秒」のページを見つけた時、ページを開いてすぐに閉じられてしまった悲しいページなのかな?と思っていました💦
実はそうでないことが分かってスッキリ。
自分なりに理解したことをまとめてみました。
同じように悩んでいる方のお役に立てると嬉しいです✨
Googleアナリティクスとは?
Googleが無料で提供するWebページのアクセス解析サービスです。
簡単に言うと自分のホームページにどれくらいの人が見に来てくれて、どのページが人気があるのかが分かります。
Google Analyticsの導入がまだの方は、下記記事(はてなブログでの設定方法)を参考にして設定してみてください。
Google Analyticsを導入する - はてなブログ ヘルプ
まずは、ホーム画面に出てくる用語の説明をします。
セッションとは?ユーザーとの違いは?
ユーザーはなんとなく分かるけど、セッションとは何でしょうか?
セッションの意味と見方について説明します。
ユーザーはサイトを見に来てくれたユーザー数(人数)の事です。
セッションとは、アナリティクスのヘルプによると
サイトやアプリでユーザーが操作を行っている時間のことです。ユーザーが 30 分以上操作を行わなかった場合、それ以降の操作は新しいセッションと見なされます。サイトを離れたユーザーが 30 分以内に同じサイトに戻ってきた場合は、同じセッションとして扱われます。
ちょっとよく分からない😭
ユーザーがサイトを訪れるとスタートするものがセッションで、
サイトに訪問してからサイトから離れる(=セッションが切れる)までの一連の行動のことを指します。
例をあげて分かりやすく説明します
セッションの見方の例
Aさんの例
- サイトを訪問。【セッション開始】
- サイト内の2記事を読んで離脱【セッション終了】
⇒Aさんのセッション数:1
Bさんの例
- サイトを訪問。【セッション開始】
- サイト内の1記事を読んで40分間その場を離れた
【30分以上たったので、セッション終了】 - 戻ってサイト内の別の記事を読む。【セッション開始】
- サイト内の3記事を読んで離脱【セッション終了】
⇒Bさんのセッション数:2
この場合はアナリティクスの画面では
ユーザー2
セッション3
となります。
ユーザーは、Aさん・Bさんで「2ユーザー」
セッションは、Aさん1、Bさん2の合計で「3セッション」
セッションは1ユーザーで複数開始されることがあるので、ユーザー数よりセッション数の方が多くなります。
直帰率とは?
直帰率の意味と見方について説明します。
「直帰」とは、ユーザーがサイトを訪れた際に、最初の1ページだけ見て、そのままサイトから離脱してしまう行動のことを指します。
サイトにユーザーが訪れた後の行動(セッション)は以下の2通りに分かれます。
- 訪問ページのみ閲覧して離脱した(ページを閉じた)行動(セッション)【直帰】
- 訪問ページ以外のページも閲覧した行動(セッション)
つまり
- 1ページだけ見るセッション【直帰】
- 2ページ以上見るセッション
の二つに分類されます。
直帰率=「1ページだけ見るセッション【直帰】数」÷「全セッション数」です。
例をあげて分かりやすく説明します
直帰率の見方の例
サイトに5人のユーザーが訪問しました
Aさん:2ページ見た(2ページ以上見るセッション)
Bさん:1ページ見た(1ページだけ見るセッション【直帰】)
Cさん:3ページ見た(2ページ以上見るセッション)
Dさん:1ページ見た(1ページだけ見るセッション【直帰】)
Eさん:1ページ見た(1ページだけ見るセッション【直帰】)
この場合は、全セッション数は「5」になります。
この5セッションの中で1ページだけ閲覧して離脱したセッション【直帰】数は、Bさん、Dさん、Eさんのセッションの「3」つです。
直帰率は
3÷5=0.6
つまり60%になります。
1ページしか閲覧されていない記事が多いと直帰率が高くなります。
逆に2ページ以上閲覧されている記事が多くなると直帰率は下がります。
セッション継続時間とは?
「セッション継続時間」の意味と見方について説明します。
セッション継続時間とは、ユーザーがサイトを訪れてから滞在していた時間になりますが、最後に訪れたページの滞在時間は含まれません。
↓ここ大事です
「最後に訪れたページの滞在時間は含まれない」
ん!?どういうこと🙄
例をあげて分かりやすく説明します
セッション継続時間の見方の例
Aさんのセッション継続時間
8:00 1ページ目を閲覧
8:05 2ページ目を閲覧
8:10 3ページ目を閲覧
8:15 3ページ目から離脱
セッション継続時間:10分
Bさんのセッション継続時間
8:00 1ページ目を閲覧
8:05 2ページ目を閲覧
8:10 2ページ目から離脱
セッション継続時間:5分
Cさんのセッション継続時間
8:00 1ページ目を閲覧
8:05 1ページ目から離脱
セッション継続時間:0分
このように最後に見たページの閲覧時間は継続時間として含まれないので、Cさんのように1ページ目のみの閲覧の場合は、何分見ていてもセッション継続時間は0分となります。
セッション継続時間は、最初に訪問したページから別ページが開かれた場合のみ計測できます。
「直帰率100%」「セッション継続時間0秒」になる理由
私は最初「直帰率100%」「セッション継続時間0秒」のページを見つけた時、ページを開いてすぐに閉じられてしまった悲しいページなのかな?と思っていました💦
(1秒も見られることなく閉じられてしまうページってある意味すごいかも🤣)
実はそうではなくて、
そのページを開いてサイト内を移動することなく閉じられたページであることが分かりました。
ですので、そのページがたとえ30分閲覧されていたとしても「セッション継続時間」は0分になってしまうのです。
ページビューとは?
Googleアナリティクスの画面で上記の他にチェックしておいた方がいい項目は「ページビュー」です。
PVと表記されていることも多いです。
ページビュー数はページが表示された回数になります。
なんだか似たような感じのものが前にも出てきて混乱しますね😂
「ユーザー」「セッション」「ページビュー」について例をあげて分かりやすく説明します
ページビュー数の見方の例。「ユーザー」「セッション」との違い
8:00 Aさん 「ページ1」を閲覧
12:00 Aさん 「ページ1」「ページ2」を閲覧
17:00 Aさん 「ページ2」「ページ3」を閲覧
※すべて30分以内の閲覧とする
ページが開かれた回数は5回なので、
ページビューは「5」
セッションは8時・12時・17時にサイトへの訪問があるので
セッションは「3」
ユーザーはすべてAさんなので、
ユーザーは「1」
アナリティクスでのページビュー数の確認方法
アナリティクスでページビュー数をチェックするには、
「行動 」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」を選択します
ここで各記事の「ページビュー数」を確認することが出来るのでどの記事のアクセスが多いか調べることが出来ます。
平均ページ滞在時間とは?
記事毎のアクセス解析でページビューと一緒にチェックした方が良い項目は「平均ページ滞在時間」です
ページ毎の滞在時間を確認できます。
この「滞在時間」ですが、先に出てきた「セッション継続時間」と同じように、
2ページ以上を閲覧されないと計測することができないものになっています。
ですので、
直帰率100%の場合は計測出来ないので0秒となります。
どんなに長い時間読まれても2ページ目に移動しないと計測されないのは悲しいですね💦
直帰率が高いページは内部リンクを入れたりなどして、サイト内を移動してもらえるように対策をした方がよさそうですね。
まとめ
Googleアナリティクスで使用される用語についてまとめてみました。
ユーザー:サイトを見に来てくれたユーザー数(人数)
セッション:サイトに訪問してからサイトから離れるまでの一連の行動のこと
ページビュー(PV):ページが表示された回数
直帰:最初の1ページだけ見て、そのままサイトから離脱してしまう行動(セッション)
直帰率=「1ページだけ見るセッション【直帰】数」÷「全セッション数」
セッション継続時間:
ユーザーがサイトを訪れてから滞在していた時間だが、最後に訪れたページの滞在時間は含まれない
平均ページ滞在時間:
ページ毎の滞在時間。但し、サイト内別ページに移動しないと計測できない。
「直帰率100%」「セッション継続時間0秒」のページを見つけて、これはどういうことかな?と疑問を持ったことがきっかけで、用語について調べてみました。
あまりなじみのない言葉ですが、理解できるとGoogleアナリティクスの画面を見るのが少し楽しくなりました😉
最後までお読みいただきありがとうございました(^-^)