近隣の小学校・中学校のPTA会費の調査を行ったところ、子どもの通う小学校が当時
1ヵ月130円で地域の最安値でした。
学校の規模にも影響を受けますが、児童数は地域の平均値くらいの規模でこの数値は頑張っていたのではないかと思います。
その後児童数の減少の為、値上げが必要になったので、最安値では無くなってしまったのですが、PTA会費を抑えるために行っていた取り組みを紹介します。
近隣のPTA会費調査結果については過去記事↓を参照ください
PTA会費を抑える為の取り組み
資源回収
古紙回収が一般的でしょうか？他にアルミ缶などの資源を回収している学校もあるようですが、自校では古紙や段ボールの回収を行っていました。
回収は月に1回、第2火曜で、学区内の決められた回収場所に出しておけば、契約している業者さんが回収してくれるというものでした。
多くの方に協力してもらえるように学区内に52カ所の回収場所を設置していました。
PTAの役員や当番が回収して回る必要はなく、回収も計量も業者にお願いしているので、PTA本部のお仕事としては、回収日時の周知や回収場所の管理くらいなので、あまり負担にはなりませんでした。
回収された新聞や雑誌は1kgにつき5円に換算され、市から「ごみ減量運動補助金」として支給される仕組みとなっていました。
この資源回収での収入は年に20万円ほどでした。
PTA会費として会員から徴収される金額が90万円ほどでしたので、合わせて歳入額が110万ほど、PTA会費の収入額の20％近くを資源回収でまかなっていた計算になります。
資源回収は近隣の小中学校の17校中、3校で実施されていました。
バザー（お祭り）の開催
自校では年に1回PTA主催のお祭りがあり、そこでバザーを開催しています。
実はお祭りの収益はPTA会費に組み込んでおらず、お祭りの為の費用として独立した会計になっているのですが、学校によってはPTA会費の収入に組み込んでいる学校もあるようです。
自校の場合は利益は児童の為に使用するということで、文房具を購入して配布したり、児童対象のPTA主催の催しの費用に充てたりしていました。
以前PTA会費の値上げが必要になったときに、バザー（お祭り）の収益の使い方について議論されたことがあります。
PTA会費に組み込んでPTA会費の値上げを避けようかという案も出ましたが、今まで通り別会計で利益は児童に還元するということになりました。
バザー単体の収益は8万前後ですが、色んな出し物や協賛店の出店等もあり、例年15万円前後の収益がありました。
バザーを行っているのは近隣の小中学校17校中、5校でした。
ベルマーク活動
ベルマークは学校で使用する備品等と交換されるので、直接PTA会費の収入となるわけではないのですが、同じような使われ方をする教育振興費の金額を下げる効果はあるのではないかと思います。
教育振興費はPTA会費と一緒にPTA会員から徴収されることが多く、学校の運営に関わることに使用される資金です。
教育振興費の詳細は下記記事に記載しています。
このベルマーク活動では、学校からの要望を聞いて数年に一度のペースで学校が必要としている備品と交換をしていました。
私の任期中に交換したのは、ワイヤレスアンプです。
↓こんな感じの
校庭などで集会をするときに使用する放送機械ですが、今まで使用していたものが老朽化で調子が悪くなってきていたので、新しいものが欲しいということでした。
ベルマーク活動は細かい作業がたくさんあり負担が大きいので敬遠されがちですが、最近はテトラパックマークもベルマークの点数の対象になっていますので、こちらは資源回収と同じような感じで、比較的簡単な工程で点数化することができますので、お勧めです。
テトラパックマーク↓牛乳パックなどにあるマークです。
面倒な点数のカウントはなく、箱に詰めて送るだけです。
詳細は↓を参照ください。
自校でもテトラパックの回収を始めたら以前より速いペースで点数がたまるようになりました。
ベルマーク活動を行っているのは近隣の小中学校17校中、7校でした。
まとめ
PTA会費の徴収金額を抑える為に行っていた自校の取り組みを紹介しました。
手間もかかることなので、近隣の小中学校でも導入している学校は多くはありませんが、PTA会費の徴収に困っている場合や、増収が必要になった場合の選択肢としてお役に立てるとうれしいです😊
最後までお読みいただきありがとうございました(^-^)
