大変なイメージのあるPTA役員。やらないで済むならそうしたい😅
私もPTA役員を経験する前はそう思っていました💦
子ども達が通っていた小学校にはPTA役員をやらなくてもよいとされる免除規定が存在しました。
しかし、それは公には公表されておらず、本部役員の中で代々引き継がれていた内容でした。
本部役員を3年間経験し、役員決めに関わる業務に携わった経験から、自校の例を紹介いたします😊
PTA役員の決め方
子ども達が通っている小学校では、児童1人につき1回役員を引き受けることになっています。
PTA役員の決め方は、基本はやりたい人に立候補してもらって決める方式です。
学年の人数が、6年間でちょうど1回役員の割り当てがあって、やらなくて済む人10人足らずというくらいの人数でしたので、大体の方は覚悟してどこかで1回引き受けてくれるので、この立候補方式でも大きくもめることなく、役員決めができていました。
ただし、6年生だけは、ここでやらなければ逃げ切りできるため、立候補が上がらないので、役員未経験者でくじを引いて決める方式になっています。
自校では6年生だけくじですが、学校によってはもう少し早い段階からくじで決める学校や2回役員をやる人が出てくる学校もあります。
自分の学校がどのような感じになっているか調べる方法は以下の記事を参考にしてください。
自校の場合は、5年生の終わりころに役員経験に関するアンケートが行われ、そのアンケートの結果をみて来年度の役員対象者かどうかを判断しています。
PTA役員の免除の事例は?
PTA役員に関するアンケートで引き受けられない理由がある場合は、書いてもらっていました。
そこで役員免除にしていた理由は以下になります。
- シングル(母子家庭or父子家庭)
- 妊婦
えっこれだけですか?といわれてしまいそうですが、無条件に免除となるのは上記2つでした。
免除理由は公表していないので、ひとり親でも役員を引き受けている人もいますし、妊婦でも旦那さんと協力して役員をこなしてくれる方もいらっしゃいました。
仕事が忙しいは役員を断る理由になるの?
フルタイムで仕事をしていてとてもじゃないけど、PTA活動まで手が回らない!という方もいると思います。
しかし、仕事が忙しいからという理由では役員免除にはなりません。自校だけでなく、多くの学校で同様の傾向です。
実際の役員活動では、フルタイムの方も参加されています。お休みが取りにくい場合は、あらかじめそのことを伝えて、家に持ち帰ってできる仕事を引き受けたりと、自分のできる活動を引き受けるとよいと思います。
自校だけかなと思うのですが、仕事が断る理由にならないと公言しているにもかかわらず、実は教員は免除になるという規定が代々引き継がれていました。教員といっても非常勤や副担任ではなく、担任を持っている教師が対象でした。
公に公表していないので、教員でも役員を引き受ける方もいますし、むしろ積極的に引き受けてくださる人が多い中、断る理由として記入してきた方や相談された場合には免除としていました。
自校だけかもしれませんが、そのような特別枠的なものもあったりします。
しかし、たいていの学校は仕事はPTA役員を断る理由にはならないようです。
病気(持病)や介護が理由のPTA役員の断り方(文例)
持病があってとか、現在闘病中で役員どころではない!という方もいると思います。
その場合も自校の場合は免除の対象となるのですが、その状況の聞き取り調査が入ります。「病気や介護で…」と書けば無条件に免除となるわけではなく、病状だったり、現在の状態を聞き取りして免除になるかどうかの判断をしています。
病気や介護等でPTA役員を引き受けることが難しいと感じている場合は、ご自身の状態を伝えることで、断ることが可能ではないかと思います。
その際に、「○○なので、出来ません」と出来ないことを前面に出すのではなく、
「引き受けた際に一緒に活動する役員の皆さんにご迷惑をおかけしてしまうことになりそうです。申し訳ないのですが、引き受けるのが難しい状態です。」という感じで伝えると良いかなと思います。
また、可能であれば現在の状況を詳しく伝えたほうが良いです。
例えば、「通院しています」だけですと、役員活動に支障が出るレベルなのか判断ができませんし、本人の体調の状態もよく分からないので、役員できるのではないかと思われてしまいます。
「週1回通院しており、体調の良い時は買い物等出かけることは可能なのですが、疲れやすく、横になって休むことが多い状態です。」
という感じで、具体的に現在の様子を伝えられると良いと思います。
それほど病状が深刻でなく、断る理由としては弱いかな?と思う場合でも、現在の状況を率直に伝えたほうが良いと思います。
「現在は体調も回復しているのですが、再発する可能性があり、服薬をしています。月に1度検査で通院をしています。今後の体調に不安があり、役員を引き受けた際に最後まで活動ができるかどうか不安がありますので、可能でしたら役員を免除頂けると助かります。」
現状を伝えて、どう判断されるかは、その時の担当者の判断だったり、他の役員対象者の状況にもよるかもしれませんが、自分が大変な状態であることは伝えたほうが良いと思います。
自校の場合は、アンケートに記入したり、担当者の電話確認といった方法で伝える感じですが、学校によっては保護者会でみんなの前で話さなくてはいけないという場合もあるようです。
そういった場合はなかなか言いにくいかもしれませんが、PTA役員を断るには他の保護者の理解や同意が必要になりますので、率直に伝えたほうが良いと思います。
PTA役員の任期途中で病気や介護等の理由で断ることはできるの?
一度は役員を引き受けたものの、任期の途中で病気になってしまったり、介護やその他の理由で役員を継続することが難しくなってしまった場合について、途中でやめることができるのか?と聞かれることがありました。
自校の場合は、補欠メンバーがいるので、PTA役員を続けることが難しくなった場合には申し出により、交代してもらうことが可能です。
ですので、続けることが困難になった場合は、無理をせずに状況を伝えた方がよいと思います。
誰に伝えたらよいの?
誰に伝えればよいかわからないという方もいると思いますので自校の場合の例をお伝えします。
まずは、自分の所属している委員の委員長さんに伝えると良いと思います。
最終的に役員の交代手続き等を進めるのは本部役員ですが、本部役員と直接連絡が取れない方がほとんどだと思いますので、委員長さんを通じて本部に連絡してもらうようにするとよいと思います。
任期途中でやめた場合は役員にカウントされるの?
これもよく受ける質問ですが、自校の場合は活動した期間の長さで判断しています。
1学期間活動していた場合はカウントしていました。
あとは、辞めざるを得なくなった理由も考慮していました。
任期途中で辞めることになった事例は少ないのですが、私が携わっていた5年間で病気等の理由は以下の2件でした。
- ご自身の病気(癌が見つかり)で入院&手術が必要になった事例
- 子どもが入院&手術が必要になり、その後のサポートも必要になった事例
両方の事例とも1学期間以上活動していたので、役員のカウントとなりました。
また、補欠から繰り上げで役員になった方も役員カウントになりました。
転勤などの理由で途中で役員を辞めなくてはいけない事例もありますが、大抵の学校は転入前の学校でのPTA役員の経験はカウントされないようです。
まとめ
「仕事が忙しい」をいう理由ではPTA役員を断ることは難しいです。
自校の例では、「ひとり親」や「妊婦」は役員免除の対象となります。
「病気や介護」が理由の場合は状況をきちんと説明することで、免除の対象になる可能性があります。
大変なイメージのあるPTA役員ですが、やってみると学校のことが分かったり、子どもの様子が分かったりと良いこともあったりしますよ😊
広報委員は写真撮影で運動会の競技を間近で撮影できたりするのは役員の特権かなと思います。
とはいえ、色々な事情でPTA役員を引き受けることが難しい場合もあるかと思いますので、そんな方にこの記事がお役に立てるとうれしいです💕
また、PTA役員を引き受ける際に参考にしていただきたい記事はこちらです。
最後までお読みいただきありがとうございました(^-^)