ご近所のアジサイが同じ場所にいろんな色の花を咲かせているのを見て、どうしてこんなに色が違ってくるのかな?と思いアジサイの色の違いについて調べてみました。
紫陽花(あじさい)の色は何で決まるの?
紫陽花(アジサイ)の花色が変化する理由は、
花に含まれる天然色素であるアントシアニンと土壌に含まれるアルミニウムとの化学反応により生じるそうです。具体的には次の要因が影響します。
土のpHでアジサイの色が変わる
酸性土壌ではアルミニウムが溶けやすく、アジサイの花に含まれるアントシアニンと結合して青色に変化します。一方、アルカリ性土壌ではアルミニウムが溶けにくく、ピンク色に傾きます。
pH7が中性で、それよりも低ければ酸性、7よりも高ければアルカリ性だそうです。日本の土壌のほとんどは弱酸性で、pH5~6くらいになっているそうです。
品種の特性による原因
アントシアニンを含まない白いアジサイは花色が変わりません。また、品種によって花色が決まっているアジサイもあります。
土壌に含まれるアルミニウム含有量
アルミニウムが含まれない土壌では花色は変化しません。
土壌の水分量
水分が少ない土壌では青いアジサイを咲かせることは難しいそうです。
土壌のリン酸含有量
リン酸が多い土壌では青色が発色しにくくなります。
したがって、青色の花を咲かせたい場合は酸性土壌を作り、ピンク色の花を咲かせたい場合はアルカリ性土壌を調整することがポイントだそうです。
まとめ
色々と難しいことを書きましたが、土の作り方で、紫陽花の色を変えることが出来ることが分かりました。
白いアジサイは花色を変えることはできないそうです。