昨年、義父を見送りました。
この時初めて、喪主に近い立場(喪主は主人)になり、葬儀を取り仕切る経験をしました。
経験された方はご存知かと思いますが、身近な人が亡くなってすぐは、悲しみに浸っている間もないほど忙しく、色々な対応に追われることになります。
一番初めにぶつかる大きな問題の「葬儀社」の選び方について、
どうしても皆さんにお伝えしたい
ことがあって、この記事を書きました
ここで紹介するのは一般的な方法論ではないかもしれません。
しかし、その時が来た時に、覚えておいて頂けると役に立つであろう事柄だと思います。
お急ぎの方は下記の目次より「まとめ」をクリックしてお進みください
我が家の場合~義父が亡くなるまで~
義父は大腸癌で亡くなりました。
ですので、余命宣告をうけており、準備する期間は十分あった…
はずでした (>_<)
しかし、葬儀社を探し始めたのは、意識が無くなってからで、本当にバタバタでした( ;∀;)
準備不足や段取りの悪さを指摘されてしまえばそれまでなのですが、いざその立場になったときはなかなか難しいことだと実感しました(ノд-。)
突然のお別れの場合
とはいえ、我が家の場合は数日の猶予があったわけですが、不慮の事故などで何の前ぶれもなく、突然のお別れとなってしまうこともあるかと思います。
そんな時ほど、慌てずに頑張って欲しいのです。
事前に葬儀社が決まっていなくても、
亡くなった後からでも葬儀社を探す時間は十分にあります。
突然のことで、どうしていいか分からないということで、どこでもいいからとにかく早く手配しなくては、と焦ってしまうと思うのですが、あと後、後悔しないためにもじっくり選んで欲しいと思います。
病院で亡くなった場合には、病院から「葬儀社へ連絡して遺体を搬送する手続きをしてください」と言われます。
しかしこの時に、葬儀社が決まっていなくても大丈夫です。
希望の葬儀社がないときは、
病院から紹介された葬儀社が自宅まで遺体を搬送するのが一般的だそうです。
でも、この時に「病院が葬儀社を手配してくれた」と勘違いしてそのままお葬式を任せてしまうケースもあるということですが、病院はあくまでも搬送をお願いしているだけです。
葬儀社の候補として話を聞いて見積もりをもらっておく程度にして、いったん引き取ってもらいましょう。
探すのが大変だからと、話も聞かずにそのままお願いしてしまうのは、避けたほうがよいと思います。
葬儀社の探し方
さて、どうやって葬儀社を探したらよいかな?と考えた時に最初に思いつくのが「インターネット検索」だと思います。
「地域名+葬儀社」の検索はNG?
そこで検索するのは「〇〇市 葬儀社」というように地域名+葬儀社で探すのが一般的だと思います。
私も最初にこのワードで検索をしました。
しかし、この「地域名+葬儀社」の検索はNGだなと思った理由は、実際に検索してもらうと分かりますが、上位は広告を出している業者ばかりです。
広告を出している業者が悪いと言っているわけではありません。
上位の広告は葬儀社ではなくて、葬儀社の仲介業者なのです。
「○○市のお葬式なら…」というような感じのものがずらずら並んでいます。
検索する「○○市」の部分を変えてみても同じホームページが出てきます。
この仲介業者がダメだと言っているわけではないのです。
忙しい人に代わって業者を選んで紹介してあげるサービスを提供しているのですから、ありがたい存在だとは思います。
でもですね、出来れば仲介業者に任せずに
ご自身で納得のいく葬儀社を選んでいただきたいです
葬儀に対していろんな希望や条件があると思いますが、やはり最後は
「人」だと思いました。
「この担当者」に「この会社」に任せたいと思える葬儀社にお願いすることができれば、後悔することは少ないと思います。
しばらくネットで検索をしてみたのですが、
「自分が欲しい情報にたどりつくのにすごく時間がかかっているな」
という感じがしたので、作戦を変えることにしました
葬儀社探しのおすすめは「タウンページ」
葬儀社探しでの最終的にたどり着いたおすすめは「タウンページ」です。
やはりこれが一番わかりやすかった!!


葬儀社によって得意な分野が異なっていますので、
自分の条件に合ったものをタウンページから探します。
ここで気になった葬儀社を再度ネットで検索をするとよいと思います。
タウンページの紙面での情報は限られていますからね
おすすめの探し方は
- 「タウンページ」で探す
- タウンページで気になった葬儀社をネットで検索
これが希望の葬儀社を早く見つける方法です。
自宅に「タウンページ」がなくても大丈夫です。
タウンページのネット版があります。
このページ↑↑の検索窓に「地域名+葬儀社」を入れて検索してください。
希望に合う業者が見つかりましたら、連絡をして話を聞いて見積もりをもらいましょう。
最低でも2社のお話と見積もりを取ることをお勧めします。
事情を伝えればこちらから出向かなくても自宅に来てくれます。
でももし、余裕があるようでしたら葬儀社へ行って、実際の斎場を確認したり、他のスタッフの様子などが見られたらベストだと思います。
インターネットで葬儀社を選ぶ5つのポイント
どんな葬儀社を選んだらよいか迷うと思いますが、葬儀社のホームページでチェックしたほうが良いポイントを5つ紹介します。
1.葬儀にかかる費用の総額が具体例で明記されている
ホームページでお葬式の費用を公開している葬儀社を選びましょう。
「葬儀一式〇〇万円」(ここには返礼品や飲食費など細かいものは含まれません)というおおざっぱなものでなく、実際にかかった費用すべての実例が載っていると安心できます。
2.実例が豊富に紹介されている
その葬儀社で行った葬儀の様子が紹介されていると、イメージがつかみやすく、自分たちのお葬式の参考にもなります。
3.事前相談や見積もりを受け付けている(推奨している)
ホームページで「事前の相談や見積もりはいつでもご連絡ください」などと積極的にアピールしているところは、自社のサービスに自信を持っているところだと思いますので安心できます。
4.代表者やスタッフが顔写真入りで掲載されている
実際に対応してくれる人の顔が見えると、それだけで安心感がありますよね。ホームページだけ立派なブローカーや仲介業者をふるいにかける効果があります。
5.葬儀のプラン以外のコンテンツが豊富
これは必須ではないかもしれませんが、自社のお葬式の説明だけでなく、葬儀に関するコンテンツを紹介してくれているところは良心的な葬儀社が多い印象があります。
上記の5つのポイントは「お葬式について知っておきたい58のこと」という書籍を参考に記載させていただきました。
↑↑付箋が付いたままで、頑張った様子がうかがえる状態です。
色々勉強させていただきました。
まとめ
葬儀社選びは急がなくて大丈夫です
亡くなった後からでも十分に間に合います。
病院で亡くなった場合は、とりあえず自宅に搬送してもらって、そのあとからで大丈夫です。
特に大切な人を亡くした場合は、冷静な判断が出来なかったりして、すぐに手配することが難しいことがあると思います。
そんな時は、搬送してもらった業者に頼んで、数日間遺体を安置できるように保全してもらうことができます。
「葬儀はすぐに手配しなくても大丈夫」
ということを知っているだけで、すごく楽になることができると思います。
私が一番伝えたいと思ったのはここです。
「あわてないで、じっくりと自分たちの希望に合った葬儀社を選んで欲しい」
ということです。
大切な人とのお別れで後悔しない為に…
おすすめの探し方は
1.「タウンページ」で探す
2.タウンページで気になった葬儀社をネットで検索
最初から「地域名+葬儀社」で検索するより、早く探せると思います。
自宅に「タウンページ」がない場合はiタウンページで検索できます。
探し方や選ぶポイントは私が感じたことなので、正解かどうかは分かりませんが、お役に立てると嬉しいです(^-^)