Microsoft 365アプリの使い方

ワーキングママの仕事の備忘録と子育てあれこれ

出生前診断で羊水検査を受けた体験談

今朝、ろっちゃん (id:mrann324)さんのブログ記事を読んで息子がお腹の中にいた時のことを懐かしく思い出しました。

www.enjoyrochan.com

 

実は息子がお腹の中にいるときに、

出生前診断羊水検査を受けました。

 

出生前診断に関心があって、妊娠したら受けようと思っていたわけではありませんでした。

 

 

出生前診断とは

まず出生前診断とは何かということから説明します。簡単に言うと

おなかの赤ちゃんの染色体異常、先天性・遺伝性の病気、奇形などの有無を調べる検査のことを言います。

 

出生前診断の検査は、大きく「非確定的検査」「確定的検査」の2種類に分けられます。

参考までに「非確定的検査」と「確定的検査」の説明も引用で加えておきます。

 

非確定的検査とは

非確定的検査とは、胎児に疾患がある確率を割り出す検査です。精度はあまり高くありませんが、母体や胎児への負担が少なく、流産や感染症などのリスクはないので安心して受けられます。

非確定的検査をうけ、疾患の可能性が診断された場合に、確定的検査にすすむのが一般的です。

引用元:産婦人科デビュー.com

 

確定的検査とは

確定的検査とは、「疾患がある」・「疾患がない」と確定させる診断のことです。確定的検査には「絨毛検査」と「羊水検査」の2種類があるのですが、ともに胎児の疾患を100%に近い確率で判定できる精度の高い検査です。

いずれの検査方法も、妊婦のお腹に針を刺したり、子宮頸部にカテーテルを挿入したりするため少し痛みを伴います。また流産や感染症などのリスクも少なからずあります。 

引用元:産婦人科デビュー.com

 

羊水検査でわかること 

私が行った羊水検査「確定的検査」で、胎児の疾患を100%に近い確率で判定できる精度の高い検査になります。(すべての疾患が分かるわけではなく、染色体や遺伝子など特定の異常に限られます)

 

お腹に針を刺して、羊水を採取するので、母体にかかる負担も大きく感染症などのリスクもあるので、通常は「非確定的検査」を受けた後に行う検査のようです。

 

 

出生前診断の羊水検査を受けることになった経緯

私がこの出生前診断を受けることになった経緯をお話します。

 

今から12年前のことになります。

いつもの通り、かかりつけの産婦人科へ妊婦検診に行った時のことです。

 

一通りの検査を終えて、先生の話を聞きに行ったとき、先ほど撮ったエコー画像を見ながら先生が

「紹介状を書くので、一度大きな病院で診てもらってください」

と言うのです。

 

頭の中が真っ白になりました。

「えっ?大きな病院?検査?」

 

エコー画像を見ながら先生は、「首から背骨の部分が気になる」みたいなことを言っていた気がします。

 

なぜ検査が必要か、ということや、どんな可能性があるのか、いうことについては触れられませんでした。

 

その時はいっぱいいっぱいでしたので、言われるがまま、その日のうちに総合病院へ行きました。早いほうがいいと言われたので…

 

総合病院で同じようにエコー撮影して、先生のお話を聞きました。

 

先生「羊水検査受けますか?」

「えっ?羊水検査って何ですか?」

先生「そのために今日来たのではなかったのですか?」

 

こんなやり取りの後で、実は大きな病院で診てもらうように言われただけで、詳しい説明を受けていないことを伝えると、少し驚いた様子でしたが、とても丁寧に説明してくれました。

妊婦検診

FineGraphicsさんによる写真ACからの写真 

 

染色体異常の可能性があること、エコー画像を参照しながら首から背骨の部分が太く見えるようになっている部分が染色体異常のある胎児の特徴に合致しているということでした。

 

染色体異常というと分かりにくいですが、簡単に言うとダウン症の可能性があるということでした。

 

羊水検査のリスクの説明と、受けるなら早めに決断しなくてはいけないことを告げられました。

  

とは言っても今初めて聞いた事実ですし、すぐに決断なんてできるわけありません。

 

恥ずかしながら、この話を聞いた時にボロボロと涙が止まらなくなってしまいました(>_<)

 

先生の前で涙を止めることが出来なくて、

「すみません、すみません、大丈夫です。涙が止まらなくて」

となぜかしきりに謝っていたような記憶があります。

 

その日は普通の検診の日だったので、主人は仕事に行っていました。

総合病院へ行く前に一度、電話で大きな病院を勧められたことを告げただけでした。

3歳の娘がいたはずなのですが、娘がどうしていたか記憶に残っていないです。

 

とりあえず3日後くらいに予約を取ってもらって、その時に羊水検査を受けるかどうか返答するということになりました。

 

羊水検査の金額は? どれくらいお金がかかるの?

羊水検査健康保険の適用外ですので、高額になります。

10万円位だった記憶があります。病院によって異なるようです。

(だいぶ昔の事なので、よく覚えていなくてすみません💦)

 

羊水検査は結果が出るまでどれくらいかかるの?

検査から2~3週間ほどで結果が出ます。 

 

羊水検査を受けるということは、通常はその結果によって妊娠を継続するかどうかの判断をするということですので、中絶可能な22週の前までに羊水検査の結果が出るように逆算して検査日を設定します。

 

私はその22週に間に合うギリギリの週数だったので、早めの決断が必要だったようです。

 

 

羊水検査を受けることを決断した理由

リスクもあるとのことだったので、少し悩みましたが羊水検査を受ける決断をしました。

 

それと同時にどんな結果であっても、自分の子どもとしてしっかり育てるという覚悟をしました。

 

たとえ染色体異常があったとしても事前に知ることによって、準備ができるようになるから受けた方が良いと思ったのです。

 

ありがたいことに主人も両親も私の考えを尊重してくれて応援してくれました。

周りに反対する人がいなかったのはとてもありがたいことでした。

 

次の予約日には、羊水検査を受けることと、結果によって中絶することはないので検査を急がなくても大丈夫な旨を伝えました。

 

その後検査の日程調整等を行って、実際に検査を受けたのは結果が22週に間に合わない日程だった記憶があります。

 

羊水検査当日の流れ

羊水検査は思っていたほど時間がかからなかったように思います。

 

診療ベッドの上に仰向けになって、お腹全体を脱脂綿のようなものできれいに拭いて消毒してもらいました。

 

超音波画像(エコー)で胎児の状態と位置を確認して、羊水を採取する注射を打つ場所を探します。

 

胎児の位置が定まらないのか、羊水のとれる場所が狭かったのかよく分かりませんが、先生がしばらくおなかのあちこちを探しながら

 

「難しいなぁ~」と一言。

 

えっ?不安になるから心の声を漏らさないでください ( ;∀;)

 

思わず、「難しいなら無理しないで、やめてもらって大丈夫です!」と言っちゃいました。

先生は笑っていましたけど…

 

やっと場所が決まって採取開始。

ちょっと怖かったので注射器の方は見ることはできなかったです。

 

終わると針を刺した部分を消毒してばんそうこうのようなものを貼ってくれました。

 

その後経過を見るとかでしばらくそのまま横になっていた気がします。

再び超音波画像(エコー)で胎児の状態を見て、異常がないことを確認して終了しました。

 

後は結果を待つのみ。

 

羊水検査の時痛みはあるの?

針を刺すので、チクッとしますが、あまり痛みは感じませんでした。

「あれ?もう終わっちゃったの?」

という感じで、健康診断の腕からの採血の方が痛かったように思います。

 

羊水検査の結果

羊水検査の結果は異状なしでした(^-^)

 

染色体異常の可能性を告げられてから結果が出るまで、いろんなことを考えました。

結果が出るのが22週に間に合わない日程を選択したとき、何度もそれで大丈夫ですか?と聞かれました。

 

残念ながらこの検査はそのような判断をするための検査なのだと思い知りました。

 

私も異常なしと言われてとてもうれしかったし、ホッとしましたので、何も言えません(>_<) 

この件で、本当に色々なことを考えたし勉強もさせてもらったと感じています(^-^)

 

新型出生前診断を受けるならどんな病院・クリニックがいいのか?

私の場合は胎児の異常の可能性が指摘されたので、いきなり羊水検査を行いましたが、通常は最初に新型出生前診断(NIPT)を受ける事になると思います。

 

検査前にダウン症の疑いがあることを知らされたとき、動揺して涙が止まらなくなった経験から、カウンセリングをしっかり行ってくれる病院・クリニックがいいと思いました。

 

今は、簡単に検査が受けられて結果も郵送やネットで見ることが出来るサービスが増えています。

陰性(異常なし)の確立の方が高いと思いますが、陽性だった場合も考えて、産婦人科専門医がしっかりと対応してくれるような病院・クリニックを選んだ方が良いかと思います。

 最後までお読みいただきありがとうございました(^-^)