シェアポイントオンラインサイトのドキュメントライブラリまたはリストからダウンロードされたファイルに対して、閲覧や印刷、コピー等の操作を制限したい場合の設定方法について紹介いたします。
※上記の設定できるファイルは、Word、Excel、PowerPoint(97~2003までのファイル、およびOffice Open XML)、PDF、XML Paper Supecification(XPS)です。
- ダウンロードされたファイルに制限をかけるInformation Rights Managementの設定方法
- Information Rights Management(IRM)ダウンロードしたファイルへの制限設定ができない場合
- Information Rights Management(IRM)設定したにもかかわらず印刷や書き込みができてしまう場合
- まとめ
ダウンロードされたファイルに制限をかけるInformation Rights Managementの設定方法
ダウンロードされたファイルに対して、閲覧やコピー等の操作を制御したい場合には、Information Rights Management(以下IRM)を設定します。
※ドキュメントライブラリまたはリストにフルコントロール権限を持つユーザが設定することができます。
- IRMを設定するドキュメントライブラリまたはリストがあるサイトを開き、右上歯車マークをクリックし「サイトコンテンツ」を開きます。
- IRMを設定したいドキュメントライブラリまたはリストの「…」(アクションの表示)をクリックし、「設定」をクリックします。
- 「Information Rights Management」をクリックします
- 「ダウンロード時にこのライブラリの権限を制限する」にチェックを入れ、「アクセス許可ポリシーのタイトル」・「アクセス許可ポリシーの説明」を入力します。更に追加の制限を適用するには「オプションの設定」を行った上で、「OK」をクリックします
※「オプションの表示」をクリックすることで、詳細設定が可能です。
オプション設定項目の説明
その他のIRMライブラリを設定
IRMをサポートしないドキュメントのアップロードをユーザに許可しない
→アップロード可能ファイル
・Word、Excel、PowerPointの97から2003までのファイル形式
・Word、Excel、PowerPointのOffice Open Xml形式
・PDF(デジタル署名されたPDFは不可)
・XML Paper Specification (XPS)
このライブラリに対するアクセス権の制限を解除する日
→特定の日付にドキュメントライブラリへのIRM制限を解除します
このドキュメントライブラリではドキュメントをブラウザで開かないようにする
→ドキュメントをOfficeオンラインといったブラウザで開けないようにします
ドキュメントのアクセス権を構成
閲覧者に印刷を許可する
→ドキュメントの印刷を可能にします
ダウンロードしたドキュメント上でスクリプトの実行及びスクリーンリーダーの使用を閲覧者に許可する
→ドキュメントに対して埋め込みコードまたはマクロの実行を可能にします
ダウンロードしたドキュメントのコピーに対する書き込みを閲覧者に許可する
→ダウンロードしたドキュメントに対する編集を可能にします
ダウンロード後、ドキュメントのアクセス権はこの日数(1~365)後に失効する
→指定した日数でダウンロードしたドキュメントのアクセス権が失効します。設定日数が経過した後は、再度ダウンロードしてドキュメントを開く必要があります
グループでの保護と資格情報の期間を設定
ユーザはこの期間(日数)を使用して自分の資格情報を確認する必要がある
→ドキュメントを開く際の認証頻度を指定することが可能です
グループの保護を許可します。規定のグループ
→指定したグループ内のユーザに対してのみドキュメントの共有を可能にします
Information Rights Management(IRM)ダウンロードしたファイルへの制限設定ができない場合
ダウンロードしたファイルへの印刷や編集等の制限をかけるInformation Rights Management(IRM)の設定ができるのは
ドキュメントライブラリまたはリストにフルコントロール権限を持つユーザーになります。
Information Rights Managemenの設定項目が表示されない場合は権限が足りない可能性があります。
Information Rights Management(IRM)設定したにもかかわらず印刷や書き込みができてしまう場合
Information Rights Management(IRM)設定できるファイルは、Word、Excel、PowerPoint(97~2003までのファイル、およびOffice Open XML)、PDF、XML Paper Supecification(XPS)です。
それ以外のファイルは制限ができません。
まとめ
SharePoint Onlineサイトでのダウンロードされたファイルに対して、閲覧や印刷、コピー等の操作を制限したい場合の設定方法について紹介しました。
設定できるファイルは、Word、Excel、PowerPoint(97~2003までのファイル、およびOffice Open XML)、PDF、XML Paper Supecification(XPS)です。
また、設定できるのはドキュメントライブラリまたはリストにフルコントロール権限を持つユーザになります。
どなたかのお役に立てるとうれしいです😊
最後までお読みいただきありがとうございました(^-^)