お風呂の排水溝の詰まりが酷くなり、水が流れにくくなってしまったので、業者に依頼することにしました。
その清掃費用が火災保険で請求申請が出来るのかどうか問い合わせをして申請し、補償の対象になった体験談を紹介しています。
また、特約に加入していたためかかった費用より受け取り金額が多くなるというおまけつきです😁
火災保険の補償対象になった排水管のつまりの事例(三井住友海上火災保険)
今回保険の補償の対象になった要因として、加入していた火災保険の補償がフルサポートプランで「破損、汚損等」が補償されるプランに入っていたことが一番大きかったと思います。(三井住友海上火災保険の場合)
加入していた火災保険の内容は下記です。
この「破損、汚損等」オプションのついていない通常の火災保険ですと、排水管のつまりは火災保険の支払い対象にならないようです。
この「破損、汚損等」が補償されるプランに入っていると、自分の過失によって生じた要因によるものが補償の対象になります。
今回の事例は、お風呂の排水溝の掃除中に誤って清掃時に使っていた歯ブラシを流してしまったことが原因で排水管を詰まらせてしまったのでした。
この 誤って歯ブラシを流してしまった というのがポイントになります。
しかし、保険金の支払いを受けるためには、この歯ブラシが原因で排水管を詰まらせてしまったことを証明しなくてはいけないので、そこが大変なところです💦
対応して頂いた業者の方に相談したところ、歯ブラシが排水管に詰まっているかどうかを管内カメラを入れて確認する必要があるそうです。
実際に作業をする前に管内カメラを入れて確認してもらったのですが、詰まっている状態では歯ブラシを特定することはできませんでした。
↓管内カメラを入れて確認している様子
そこで、高圧洗浄を行うことになったのですが、そこで歯ブラシが流れてしまって確認できない可能性があるという事も言われましたが、まあ仕方ないのでそのまま作業をしてもらうことになりました。
高圧洗浄後に再度、管内カメラで確認したところ、
ありました!歯ブラシが!!
↓は管内カメラの映像ですが歯ブラシが写っているのが分かりますかえね?
排水溝から近いところで確認できたので、何とか取り出すことが出来て無事終了となりました。
↓取り出した歯ブラシ
歯ブラシの詰まっている位置によっては取り出すのが難しく、別途大掛かりな工事が必要になる可能性もあったようなのですが、何とか取り出すことが出来たので追加工事することなく終了することが出来ました。
排水管のつまりの原因となった歯ブラシを特定することが出来たのはラッキーだったと思います。
これが特定できないと保険金の支払いの対象にならなかったと思います。
火災保険の保険金の請求時に用意する提出物は?
保険会社から届いた書類と問い合わせた内容によると、今回のお風呂の排水管の詰まりの保険金の請求に必要な提出物は以下になります。
- 写真(損害箇所・損害の程度が分かるもの)
- 修理見積書または修理代請求書
写真は全体像と損害箇所、損害の程度の分かる写真を複数枚撮影しての提出が必要になるそうです。
見積書や請求書は修理代金の総額に加え、修理内容・数量・単価等の確認できる修理見積書、修理代金明細書または修理代金領収書の提出が必要になります。
上記にプラスして、保険会社から送付されてきた「保険金請求書」に必要事項を記入して一緒に提出します。
お風呂の排水管詰まり解消にかかった料金と保険金受取金額
業者からの見積もり内訳は以下になります。
- 高圧洗浄基本料金…¥25,000
- 管内カメラ…¥20,000
- トーラー作業…¥18000
計:¥63,000 のところ、特別割引…¥13,000 頂いたので、
合計:¥50,000
消費税含め合計:¥55,000
作業をして頂いた日に業者に直接お支払いした金額が上記です。
保険金の支払い請求をして実際に受け取った金額は以下になります。
¥58,500
なんと支払った金額¥55,000よりも¥3,500多い金額です。
修理支払い費用より受取保険金の方が多くなった理由
1万円の免責が付いていたにも関わらず、受取金額の方が多くなった理由は、
「事故時諸費用特約」をつけていたからです。
事故時諸費用特約とは
事故時諸費用特約とは、損害保険が支払われるべき場合に生ずる諸費用を補償する特約だそうです。
損害保険金に対して一定の割合を支払いする特約で、三井住友海上GK火災保険では、その割合が10%、20%、30%から選択でき、私は30%で契約していました
実際に受け取った保険金額の内訳
免責が1万円のため、
55,000(支払金額)‐10,000(免責金額)=45,000
通常ですと受け取れる金額は上記の45,000です。
「事故時諸費用特約」をつけていたので、
支払損害保険×30%
45,000×30%=13,500
上記の13,500円が特約でプラスになるので、
45,000+13,500=58,500円
支払保険金は58,5000円となりました。
まとめ
お風呂の排水管つまりですが、条件を満たせば火災保険の補償の対象になります。
ご自身の入っている火災保険の補償内容を確認が必要です。
今回は破損・汚損等が保障されるプランに入っていたたいめ補償されました。
このプランに入っていないと補償を受けるのは難しそうです。
補償を受けるためには、その原因を証明することが必要になるのでハードルは高いのです💦
今回は運よくつまりの原因となっていた歯ブラシを確認できたので、保険金の受取をすることが出来ました。
この経験がどなたかのお役に立てると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました😊