私には遠く離れた国、バングラデシュにもう一人息子がいます。
といっても血がつながっているわけではなく、チャイルドスポンサーシップという活動を通してつながっている子どもです。
チャイルドスポンサーを始めて5年、その活動と自分の体験について紹介します。
- チャイルドスポンサーシップとは?
- 私がチャイルドスポンサーシップを知ったきっかけ
- ワールド・ビジョン・ジャパンとは?怪しい?信用性は?
- 支援したお金はどんなふうに使われるの?
- 月々4,500円は高い!?負担になるのでは?
- チャイルドスポンサーシップへの申し込み
- チャイルドへの手紙
- チャイルドからの返事の手紙
- チャイルドへの手紙は負担にならないの?
- まとめ
チャイルドスポンサーシップとは?
特定非営利活動法人「ワールド・ビジョン・ジャパン」が運営する
途上国の子どもの健やかな成長を支援する活動になります。
1人の子どもだけを対象にしたお金や物の提供ではなく、支援地域の人々が、子どもの健やかな成長のために必要な環境を整えていくことを目指しているものです。
活動の成果を地域の人々自身が将来にわたって維持し、発展させていけるように、人材・住民組織の育成に力を入れていることが特徴です。
私が共感したのもここ↑↑でお金や物資を渡すだけではなく、将来自立できるような支援を行っているところが素敵だなと思いました✨
主な支援として、
発育を支える支援
子どもたちの栄養状況を定期的にモニタリングし、保護者を対象に、栄養改善につながる啓発・トレーニングを行います。
病気から守る支援
地域で保健サービスを提供できる人材を育成します。
地域の医療機関と連携して、マラリアや下痢予防、妊産婦ケア等の啓発・トレーニングを行います。
学ぶ環境を整える支援
地域のリーダーや保護者を対象に啓発活動を行って教育の重要性を伝え、子どもたちが教育を受けられるよう働きかけます。また、教育施設・備品の整備や教師へのトレーニングを行います。
家族の収入を増やす支援
子どもたちの家族がより安定して収入を得られるように、畜産・農業支援、職業訓練、貯蓄グループ・生産者グループの活動支援を行います。
安全な水が飲めるようになるための支援
安全な水の確保は、子どもたちが病気になることを防ぐために欠かせません。井戸や貯水タンクの設置のほか、トイレの整備を行います。
私がチャイルドスポンサーシップを知ったきっかけ
私がチャイルドスポンサーシップを知ったきっかけは、ちょうどクリスマス前の今頃に時期に
「クリスマスまでに○人の子どもを救いたい」という案内が目にとまり、詳しく内容を調べてみたことがきっかけになります。
(まんまと戦略にはめられている感がありますね🤣)
その時に即決した訳ではありませんでした。
支援したお金はどんなふうに使われるのか?
活動は本物なのか?
など、不安に思うことがあったので、資料請求したり、自分で調べたりしてみました。
ワールド・ビジョン・ジャパンとは?怪しい?信用性は?
チャイルドスポンサーシップの運営元の「ワールド・ビジョン・ジャパン」について調べてみました。
ワールド・ビジョンは1950 年9月にアメリカのオレゴン州で設立されました。
その後、日本支部であるワールド・ビジョン・ジャパンが誕生したのは1987年です。
30年以上の歴史のある団体です。
1999年に特定非営利活動法人(NPO法人)として認証され、さらに
2002年に国税庁より認定NPO法人と認定されています。
この「認定NPO法人」というのがすごいのです。
普通のNPO法人も審査があってそれをクリアしなくてはいけないのですが、「認定NPO法人」になるには、さらにその活動がある程度以上社会から必要とされていることを証明する基準(パブリック・サポート・テスト:略称PST)をクリアする必要があるのです。
以下が2019年10月現在でのNPO法人と認定NPO法人の数の比較表になります
NPO法人 | 認定NPO法人 |
51,428 | 1,118 |
NPO法人が51428のところ「認定NPO法人」となるとだいぶ減って1118になります。それだけ取得が難しいものだということが分かります。
支援したお金はどんなふうに使われるの?
先に紹介したように、支援する子どもに直接お金や物が提供されるのではなく、支援地域の環境改善のために使用されます。
資金の81.4%を現地事業活動のために使っています。
出典:公式HP
詳しい会計報告はHPで確認することが出来ます。
https://www.worldvision.jp/info/pdf/FY18p24.pdf
以下はワールド・ビジョン・ジャパン公式HPの記述です
ワールド・ビジョン・ジャパンでは、会計および業務全体に関して2名の監事による内部監査とともに、外部の独立した公認会計士に依頼して会計監査を受けています。その会計報告の概要は、年次報告書やホームページで公開しています。また、特定非営利活動法人を所轄する東京都と、認定NPO法人を認定する国税庁および東京都へ、事業報告書等を提出し情報公開を行っています。
ワールド・ビジョン全体としては、内部に監査機関を設置し、各国のすべての事務所が最低でも3~5年に一度、事務所全体の業務監査と会計監査を受けることになっています。もし監査の過程で疑義等が発生した場合は、その都度適切に対処します。
毎年、事業報告・会計報告・監査報告を誰でも見る事の出来るホームページで公開しています。もちろん国税庁などしかるべき機関への提出&チェックもクリアしているので、認定NPO法人として活動を続けているのです。
月々4,500円は高い!?負担になるのでは?
そして一番のネックは支援する金額。
1ヵ月4,500円。
決して安くない金額です。私も悩みました😅
でも、子どもの習い事の月謝より安いかなと思ったのです。
我が家もそんなに余裕があるわけではないのですが、子どもに習い事をさせることはできているから、習い事を一つ増やしたと思ってサポートしてみようと思ったのです。
また、この支援金は寄付金控除等の対象になります。
しかも、「認定NPO法人」なので、通常のNPO法人に比べて控除額も多くなります。
公式HPのQ&Aが分かりやすかったのでそれをそのまま紹介します。
※上記は控除の一例で、控除を受けるには確定申告が必要になります。
また、支援が難しくなった場合には中止の手続きをすれば、ひと月後から支払いを止めることが出来ます。
チャイルドスポンサーシップへの申し込み
チャイルドスポンサーシップへ申し込みはホームページから行いました
申し込みの際に支援するチャイルドの国や性別を選ぶことが出来ましたが、私は選ばずにお任せで申し込みをしました。
(今は年齢や誕生日まで指定できるようです。年齢の選択は0~5、6~9、10歳以上の区分から選べます)
後日、支援するチャイルドのプロフィールが送られてくるのですが、それを見てビックリ😁
偶然にも息子と同い年の男の子で、好きな遊びはフットボールとのこと。ちょうど息子もサッカーを習っていたので、「同じだぁ~」とうれしくなりました🤗
チャイルドへの手紙
支援するチャイルドへ手紙を送ることが出来ます。
日本語で大丈夫ですが、英語や現地語で送ることもできます。
日本語のお手紙の場合は、国内の事務所で英訳してもらってから現地の支所へ送られます。
英語や現地語の場合は直接現地の支所宛に送ることが出来るので、日本語の手紙より早くチャイルドに届けることが出来ます。(負担する送料も日本語より割安になります)
頑張って英語での手紙にチャレンジ😊
せっかくなので、子ども達にも自己紹介の文章を英語で書いてもらうことにしました😉
子どもだけでは難しいので一緒に考えながら書きました。
当時息子7歳、娘11歳。書いた手紙のコピーを取っておけばよかったとちょっと後悔💦
チャイルドからの返事の手紙
チャイルドからの返事のお手紙が届きました。
左から現地語の手紙、英訳した手紙、日本語訳の手紙。左下はチャイルド本人が書いてくれた魚の絵バングラデシュの国魚の「ヒルサ」だそうです🤗
まだチャイルド本人が自分で手紙を書くことが難しいので、スタッフの方が代筆してくれています。
日本語訳の手紙については、申し込みの際に日本語訳の手紙が必要かどうか選択できます。
この英文から日本語訳の作業はボランティアスタッフの方がされています。
事務所ボランティアと在宅翻訳ボランティアとあって、在宅翻訳ボランティアはチャイルドスポンサー限定だそうで、何度かメールで募集の案内を見かけたことがあります。
(ボランティアですが、テストがあります)
チャイルドへの手紙は負担にならないの?
チャイルドへの手紙は必須ではありません。手紙を出すと4~5ヶ月後にお返事が届きます。
私も最初の自己紹介と後は自分達に余裕のある時だけ書いています。
クリスマス、年始頃にはグリーティングカードが送られてきます。
1年に1回、写真付きの成長報告が届きます。
2019年度成長報告
サポートを始めた時は幼かったチャイルドがすっかりイケメンになっていて😁、書いている文字や絵に成長が感じられるのがとても嬉しいです✨
↓サポート当初の様子
成長報告書には、チャイルドの成長した様子だけでなく、チャイルドの住む地域でどんな活動や支援が行われたのかも記載されています。
まとめ
チャイルドスポンサーシップは一人のチャイルドとつながることによって、チャイルドの暮らす地域の事なども知ることが出来ます。
我が家の場合は自分の子どもと同い年のチャイルドだったこともあり、子ども達にも色々と考えるきっかけを与えてくれたように思います。
(成長報告や手紙、活動報告など、すべて子どもたちに見せています)
ワールド・ビジョンとチャイルドスポンサーが3分で分かる動画です。↓
↑私が支援しているチャイルドと同じバングラデシュの子どもの様子が紹介されています。
子どもの笑顔を増やすための活動によかったら一緒に参加してみませんか😊
最後までお読みいただきありがとうございました(^-^)