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小学校のPTA本部役員の仕事内容 フルタイムでもできるの?引き受けるメリットは?

PTA役員には本部役員と広報委員や校外委員などの一般の役員とに区別されます。

本部役員は立候補や推薦で決定されることが多く、一般役員より仕事量が多く負担が大きいのが現状です。

PTA本部役員

4月の懇談会で行われる役員決めは本部役員ではなく、通常のPTA役員になります。

(学校によっては通常のPTA役員と一緒に本部役員を決める学校もあります)

 

本部役員の決め方についてはこちらの記事を参照ください。

www.703-39.com

 

学校によって異なる部分はありますが、本部役員3年の経験と近隣の小学校の聞き取り調査の結果を含めて、PTA本部役員の仕事内容について紹介します。

 

 

PTA本部役員をするメリット

一般役員と比べて負担が大きく、なり手が少ない本部役員に、学校によっては引き受けた際の特典を用意している学校もあります。

よくある特典としては、

  • 通常子ども1人につき、役員を1回引き受けなくてはいけないところ、兄弟分は免除となる

というのが多くの学校で採用されている特典になります。

(子ども1人につきまわってくる役員の回数は学校によって異なります)

 

その他にも学校独自の特典を用意している学校もあります

  • 卒業式は保護者席最前列の優先席が設けられる
  • 兄弟に中学生がいる場合に中学校のPTA役員の免除 

等々

 

自分の小学校の特典を確認する方法

自分の子どもが通っている小学校の特典が分からない場合の調べ方ですが、選考時期になると配られるお手紙に特典がある場合は、書かれていることが多いです。

 立候補や推薦を募るお手紙に記載があると思いますので、配られた際に確認してみてください(^-^)

(細かい特典はお手紙には書かれていないこともあります)

 

PTA本部役員はフルタイム勤務でも出来るのか?

結論から先に言うと、役職によっては可能だと思います。

会長は男性が多く、皆さんお仕事されていますしね。

 

会長以外の役職では、書記が一番お仕事との両立がしやすいかなと思います。

(詳しい仕事内容は後述します)

 

実際にフルタイム勤務で書記の役職をこなした方がいましたよ。

しかし、やはり大変なので引き受けるには、本人の覚悟と努力が必要になります。

 

学校によっても作業量の差が結構あります。

月に1回の活動の学校もあれば、週に1回の学校、週2の学校、さらに忙しい時期はかなりの頻度で作業している学校もあります。

 

活動が活発で忙しい学校は、フルタイムでなくても仕事と両立させるのは難しそうだと思いました😅

 

自分の学校の作業量の目安を知る方法

本部の活動が忙しいかどうかを判断する材料は、

  • PTA主催のお祭り(バザーを含む)の有無
  • 通学班の有無とその管理をPTAが行っているかどうか

上記の2点で判断することが可能です。

 

両方とも行っている学校は本部の作業量が多い傾向があります。

 

さらにPTA主催のお祭りの規模によっても作業量は違ってきます。

  1. バザーのみの学校
  2. 学年やクラス単位で出し物を提供している学校
  3. 出し物の他に、地域の商店街も巻き込んで盛大に行う学校

 

3の地域の商店街を巻き込んで行う学校のお祭りのパンフレットを見せてもらったのですが、地元の商店の広告の入った冊子のような立派なパンフレットでした

副会長は商店を回って挨拶&協賛金を集めたりと、とても大変でお祭り前は週5で学校へ行っていると言っていました💦
(それって毎日でしょ。仕事並み🤣)

 

そういったPTA主催のお祭りを盛大に行う学校は本部だけでなく、一般保護者もお手伝いに駆り出されます。
(事前準備&当日のお手伝いで、1人1回参加する感じだそうです😅)

PTA  

このようなPTAのお祭りを盛大に行う学校の場合は、お仕事との両立は難しいと思います。

そこまで行う学校はそんなに多くないので、通常の出し物を行う程度の規模の学校でしたら、本人の努力で両立可能かと思います。

 

とは言っても学校によって特色がある場合もありますので、

  • 現役本部&本部経験者で仕事をしている人(パート含む)はどれ位いるのか?
  • フルタイム勤務でも出来るかどうか?

を確認してから判断をした方が良いと思います。

 

PTA本部の仕事内容

本部の仕事内容を簡単に説明します。

  • PTA総会・全体委員会等の準備&開催
  • 各委員会活動の取りまとめ&調整
  • 学校との調整、学校行事への参加
  • 地域活動への協力&参加

 

ざっくりとし過ぎて分かりにくいですかね😅

要するに、

PTAの取りまとめと学校や地域との交流&連携を行っています。

 

5月頃に行われるPTA総会の準備が一番大変な仕事かなと思います。

PTA主催のお祭りを行っている学校は規模によってはお祭りの準備が一番大変になります。

次年度の本部役員決めも大変な仕事の一つです。

(選考委員に丸投げの学校もありますが、多くの学校が選考に本部役員がかかわっています)

 

PTA内の事だけでなく、意外に外の会合に出ていくことも多くあったことにビックリしました。

※外の会合に出席するのは会長・副会長だけです

 

PTA本部の役職ごとの仕事内容と適性

本部役員が全員で取り組む仕事もありますが、役職ごとに分かれて仕事することが多いので、それぞれの役職の仕事内容と適性について紹介します。

 

自校の役職が、会長・副会長・書記・会計・会計監査の役職で構成されているので、5つの役職について紹介します。

(学校によっては名前や役割が違う役職もあります)

 

会長

PTA会長

会長の仕事
  • 学校行事等での挨拶
  • 各種会議への参加

まとめるととってもシンプルになりますね

 

会長が挨拶する行事
  • 入学式
  • 卒業式
  • PTA総会
  • 運動会

大事なところでいうと上記4つです

あと、細かいところではPTA役員が全員集まる会議など、会長の挨拶が求められる場はありますが、こちらは会長が不在の場合は副会長が代理で挨拶しますので、必須ではないです。

(可能なら出席してほしいですが…)

 

会長が出席する各種会議の具体的な内容
  • PTA協議会 6回位
    →所属する地域の会長が集まる会議(通称会長会)。夜7時ころからの開始が多い
  • 中学校区連絡協議会 1又は2回
    →児童が進学する中学校の学区内の小学校と中学校での連携の為の会議。平日昼間。複数の中学校へ進学する学校はその数だけ参加
  • 公民館の総会 1回
    →学区内にある公民館の総会、複数ある場合はすべての公民館に出席。平日の午前中
  • 育成会 5回
    →平日昼間
  • 学校評議員会 2回
    →平日昼間

 

地域や学校によって異なるところもありますが、自校での会議は以上のような感じです。

平日の昼間に行われる会議は、男性会長やフルタイム勤務の会長の場合は、副会長が代理で出席しています。

 

あとは中学校の入学式、卒業式に来賓として出席するなどがあります。

 

会長に求められること

会長に求められることは、

  • 人前で話すことが苦でないこと
  • 夜の会議や懇親会に出席できること

になります

 

自治会など地域の方と交流する機会も多くあります。

そのため、学校によっては、地元の消防団の方が順番にされていたり、地主さんや地元で自営業をされている方が会長を任されていることもあります。

 

そのような学校は会長は通常の役員のように推薦等で募集していないこともあるので、自分の学校が会長職も同じように選考されているか確認が必要になります。

 

会長の仕事のスタイル
  1. 他の役員とは別扱いで、挨拶や会議の出席の仕事のみを請け負う
  2. 通常の業務もみんなと一緒にこなしながら、会長の業務も別途行う

上記の2つのパターンに分けられます。

 

1は男性会長の一般的なパターンです。

2は女性会長でフルタイムのお仕事をしていない場合のパターンです。(男性会長でも積極的に普段の業務も一緒に活動している方もいます。)

 

副会長

PTA副会長

副会長の仕事
  • 学校と各専門委員会との調整&パイプ役
  • 会長業務の補佐

 

実質的な運営全般を担っています。

会長と一緒に出席が必要な会議や懇親会もあります。

会議は基本平日の昼間で、3~4回ほどです。副会長内で分担するので、実質的な負担はもっと少ないです。

夜に出席が必要な懇親会は3回ほど。会長のみで大丈夫な場合や副会長内で分担もできるので1回くらいの負担で大丈夫です。

また、会長の代わりに会議等に出席することもあります。

 

副会長に求められること

調整等で様々な人と話したり、連絡を取ることが多いので、そういうことが苦でない方。

世話好きな方が向いているかなと思います。

お仕事との両立は一番難しい役職だと思います。(いつでも連絡が取れる方が向いていると思うので…。パートと両立されている方はいますのでご安心ください)

 

書記

PTA書記

書記の仕事
  • 手紙の作成&配布

 

主に手紙など印刷物に関する業務を担当します。

他には議事録を作成したり、印刷機やその他の備品を管理するなどの仕事もあります。

 

総会前が一番忙しくなります。

 

書記に求められること

募集の際に「PCのスキルが無くても大丈夫です」と案内がある場合もあるのですが、やはり書記はパソコンのスキルは多少はあった方がいいと思います。

といっても難しいスキルは必要なくて、Wordで手紙のレイアウトを整えられるレベルのスキルがあると安心です。

 

自宅に自分が自由に使えるパソコンがあった方が自宅に持ち帰って作業が出来るので良いと思います。

パソコンが自宅にない場合でも学校のパソコンで作業可能ですので、大丈夫です。

(学校によってはPTA用の教室やパソコンがなく、個人のパソコンで作成するスタイルの学校もあります。)

 

このように自宅での作業が可能なので、仕事との両立がしやすい役職だと思います。

 

印刷は学校で行うことになりますが、皆が集まっている日に行わなくても土曜や夕方に行うことも可能です。

(学校によって土曜に校内に入れるかどうか?平日は何時まで使用可能か?異なってきますので自校の使用可時間を確認ください)

 

会計

PTA役員会計

会計の仕事
  • 会計に関する業務全般(お金の出し入れ、帳簿記入)
  • 備品や消耗品の買い物

 

お金に関する業務全般を担います。

 

会計に求められること

お金の出し入れで、銀行が開いている時間に作業する必要があるので、日中活動できる方がむいています。(窓口での処理が必要なことも多いので)

消耗品の買い出しなど、皆が集まる時以外に活動することが多いです。

 

他の役職と連携する作業は少ないので、集まりのある日は自分の仕事が終われば帰宅できます。

大体一番早く帰宅していますね。

または、「買い出し行ってきまーす。銀行行ってきまーす」と出かけていくこともあります。

 

フルタイム勤務の場合は、銀行へ行く時間を作ることが難しいと思いますので、お勧めしません。

パートとの両立は十分出来ると思います。

 

会計監査

PTA会計監査

会計監査の仕事
  • 会計帳簿の確認&チェック

 

総会前に会計帳簿のチェックをするのが仕事です。

 

会計監査は他の役職と違って公募しておらず、本部のその年の卒業者が行っています。

年に2~3日の実働になりますので、役員としてカウントするまでもないということでしょうか?

 

他の役職同様に募集している学校もあるようですが、ほとんどの学校がこのような方式を採っています。

ですので、会計監査を希望してもなれないことがほとんどです。

 

PTA本部役員の任期は?

PTA本部役員の任期ですが、1年または2年の学校があります。

 

1年の方が楽そうに思えますが、実はそうでない場合もあります。

1年で総入れ替えする学校もあれば、2年、3年、4年と複数年続けている役員がいる学校もあります。

 

先に紹介したように学校によって作業量の差があるので、作業量の多い学校の場合は、1年で総入れ替えすることは難しく、複数年継続する役員がいます。

 

2年と任期を定めている学校は2年で必ず卒業できるので、そちらの方が安心かもしれないです。

2年任期の学校は役職ごとに1年目と2年目がペアを組んで仕事をしています。

会長のみ任期を定めない場合もあり、会長だけ何年も続けている学校もあります。

 

自分の学校の任期の確認方法

総会資料の規約に記載がありますので確認してみてください。

 

ちなみに私の学校の任期は1年ですが、複数年継続する役員がいます。

総会資料には以下の記載があります

「本部役員の任期は1年とし、再任は妨げない」

再任は妨げないのだそうです🤣

 

まとめ

PTA本部役員の役職ごとの仕事内容と適性について紹介しました。

学校によっては本部役員を引き受けた際の特典を用意している学校もあるので、子どもが多い家庭は上手く利用すると良いかと思います。

 

私の住む地域での情報となります。

皆さんの住む地域と異なる点もあるかもしれませんが、何かのお役に立てると嬉しいです😊

 

最後までお読みいただきありがとうございました(^-^)

 

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